未経験・初心者からフリーランスのWebライターになるには?その方法、メリット・デメリットを一挙紹介
今回は、未経験・初心者からフリーランスのWebライターになる方法をまとめました。自分で仕事を選ぶことができ、自由な働き方を実現できるのは、フリーランスならではの魅力です。今回は未経験・初心者からフリーランスのWebライターになる方法や、メリット・デメリットを紹介します。Webライターとして独立を目指す人は参考にしてください。
1.Webライターの仕事内容は?
1-1.記事テーマの案出し
1-2.取材、執筆
1-3.校正、校閲
2.フリーランスのWebライターのメリット、デメリット
3.未経験・初心者からフリーランスのWebライターになるための方法、メリットとデメリット
3-1.専門学校やライティングスクールに通う
3-2.友人・知人のつながりで仕事を受ける
3-3.クラウドソーシングなどで仕事を受ける
3-4.未経験歓迎の求人に応募して実務経験を積む
4.未経験・初心者からフリーランスのWebライターになるために大切なこと
4-1.営業力・対応力を身につけること
4-2.定期的な仕事を持つこと
4-3.得意分野や専門性を身につけること
5.悩むより行動!プロの転職支援を受けてみよう
Webライターの仕事内容は?
Webライターの仕事内容は次の3つに分類されます。
・記事テーマの案出し
・取材、執筆
・校正、校閲
それぞれ、具体的に説明します。
記事テーマの案出し
記事テーマを考えて提案します。発注者から記事テーマを指定されることもありますが、自分から提案できるようになると、発注者からは「コンテンツの戦略を考えられるパートナー」として重宝されます。実力が認められれば、編集やディレクションの仕事まで任されるケースもあります。
取材・執筆
どのようなテーマで書くかが決まったら執筆作業に移ります。
まずは、記事テーマについて書籍やインターネットで調査し、前提知識を身に着けます。取材記事の場合は、その後に現地へ足を運び、調査やインタビューを行います。案件によってはライターが写真撮影を行う場合もあります。
校正・校閲
原稿を執筆できたら、校正と校閲を行います。誤字・脱字、表記ゆれ、事実関係や固有名詞の誤りがないかをチェックします。紙媒体の場合は専門のスタッフが校正・校閲を担当することもありますが、Web媒体の場合、ライター自身が校正・校閲を行うことがほとんどです。
フリーランスのWebライターは、提出した原稿が自分自身の評価に直結します。誤りのある記事を納品すれば、クライアントからの信頼を失いかねません。フリーランスのWebライターにとって、校正や校閲は今後の仕事を左右する大切な要素といえます。
フリーランスのWebライターのメリット、デメリット
フリーランスのWebライターは、メリット・デメリットの両面があります。以下、それぞれを解説していきます。
まず、フリーランスのWebライターの主なメリットは次の3つです。
・柔軟な働き方を実現できる
・実力次第で収入アップを見込める
・人脈が広がりやすい
フリーランスのWebライターは、なんと言っても働き方の自由度が高いのが魅力です。執筆用のデバイスさえあれば場所や時間に関係なく仕事ができるので、介護や子育てと仕事を両立するWebライターや、地方や海外に移住して活動するWebライターなどもいます。裁量はすべて自分にあるので、実力さえあれば好きなだけ仕事と収入を増やすこともできます。
また、フリーランスのWebライターは、企業・組織に所属する人と比べてフットワーク良く仕事を請けることができるため、人脈が広がりやすいといえます。こうした人脈が新たな仕事につながるケースも少なくありません。
対して、フリーランスのWebライターのデメリットは次の3つです。
・収入が安定しない
・キャリアアップやスキルアップの機会を得にくい
・執筆以外の業務に追われ、長時間労働になりやすい
フリーランス全般のリスクは収入が安定しないことです。経験が浅いまま独立してしまうと、安定した仕事を受注できず生活に不安を抱えることになりかねません。また、キャリアップの機会を得にくいのもデメリットです。企業・組織に所属していると先輩や同僚の指導を受けることができ、編集者としてのキャリアステップも期待できます。一方、フリーランスのWebライターの場合は自ら腕を磨き、キャリアアップにつながる案件を掴み取る必要があります。
また、フリーランスのWebライターは、経費の管理や営業活動なども自ら行う必要があります。執筆以外の業務に追われ、長時間労働に陥ってしまうリスクを知っておきましょう。
未経験・初心者からフリーランスのWebライターになるための方法、メリットとデメリット
ここからは、未経験からWebライターにチャレンジする方法を紹介します。具体的には次の4つが挙げられます。
・専門学校やライティングスクールに通う
・友人・知人のつながりで仕事を受ける
・クラウドソーシングなどで仕事を受ける
・未経験歓迎の求人に応募して実務経験を積む
それぞれの詳しい内容と、メリット・デメリットを以下に解説します。
専門学校やライティングスクールに通う
専門学校やライティングスクールに通うことで、ライターとして必要な知識や技術を体系的に学ぶ方法です。授業や課題添削で着実にスキルアップできます。また、受講生にはライターやメディア関係者も多いため、横のつながりを築けるかもしれません。一方、受講料は10万円を超える講座もあるなど高額で、修了まで半年〜1年ほどかかるのもネックです。時間とお金に余裕があり、腰を据えて基礎を学びたい人におすすめです。
料金 | 数万円~ |
---|---|
期間 | 数ヶ月~1年 |
メリット | 体系的に学べる、ライティングのセオリーが身につく、ライター同士のつながりができる |
デメリット | 値段が高い、修了まで時間がかかる |
友人・知人のつながりで仕事を受ける
友人や知人の依頼で仕事を受け、実務経験を積む方法です。気の知れた人と仕事を進めることができるので、安心して執筆ができます。また、今まで接点のなかった媒体で執筆するチャンスにもなります。一方で、「条件の交渉がしづらい」「仕事のトラブルが人間関係に影響した」という声もあります。
料金 | 無料 |
---|---|
期間 | 特になし |
メリット | 安心して仕事ができる、新たな仕事につながる可能性がある |
デメリット | 条件交渉が難しい、仕事のトラブルから人間関係が壊れることもある |
クラウドソーシングなどで仕事を受ける
手早くライターとして実践的な経験を積みたいなら、クラウドソーシングで仕事を受けるのも一つの手です。ライティングの募集は非常に多く、テーマや分量も様々なので、副業からライティングに挑戦したい人にもおすすめです。
注意したいのは、案件の質や単価もまちまちだということです。対価が不当に安い、自分の実績として公表できないので次の仕事につながらないなど、割に合わない案件もあります。見極めには経験が必要でしょう。
料金 | 無料 |
---|---|
期間 | 特になし |
メリット | 副業ではじめられる、実践的な経験が積める |
デメリット | 不当な条件の案件もある、実力がつかない可能性がある |
未経験歓迎の求人に応募して実務経験を積む
未経験歓迎の求人に応募し、まずは企業のWebライターとして働くのも1つの方法です。ある程度の実務経験を積んだ後、徐々に「週3日勤務」や「シフト制」などの仕事に切り替え、生活を安定させつつ、完全なフリーランスのWebライターを目指す――。収入のリスクを回避して、できるだけ安全にフリーランスのWebライターになりたい人におすすめです。デメリットとしては、求人数が少ないこと、求人が見つかったとしても選考倍率が高いことが挙げられます。十分な面接対策なども必要になるため、転職支援サービスの利用を検討するとよいでしょう。
料金 | 無料(有給) |
---|---|
期間 | 半年~ |
メリット | 収入を得ながら学べる、実務経験が積める |
デメリット | 求人数が少ない、選考倍率が高い |
未経験・初心者からフリーランスのWebライターになるために大切なこと
未経験・初心者からフリーランスのWebライターになるためには以下のポイントに気をつけるとよいでしょう。念入りに準備をしてから、独立を検討しましょう。
・営業力・対応力を身につけること
・定期的な仕事を持つこと
・得意分野を身につけること
それぞれのポイントを、以下に解説します。
営業力・対応力を身につけること
ライターというと文章力を上達させることだけを意識してしまいがちですが、フリーランスのWebライターの場合、まずは自分で仕事を取りに行かなければいけません。そのためには、自分を売り込むための営業力が求められます。また、せっかく苦労して手に入れた仕事も、単発で終わってしまえば、営業活動ばかりに時間が取られてしまうでしょう。継続して仕事をもらうためにも、クライアントと良好な関係を築くことができる対応力も必須といえます。
定期的な仕事を持つこと
フリーランスの最大のデメリットは仕事が一定ではないことです。生活に不安を抱えてしまうだけでなく、仕事の見通しが立たないと業務量をコントロールできず、長時間労働の原因になりかねません。安心して働き続けるためにも、定期的な仕事をキープしておきましょう。週のうち何日かは派遣社員のライターとして働き、収入を安定させるのも有効です。
得意分野や専門性を身につけること
得意分野や専門性は、フリーランスのWebライターにとって強力な武器になります。代えのきかないライターとして重宝されることで、継続発注や単価アップにつながりやすくなります。フリーランスとして活躍する上で意識したいポイントの1つです。
悩むより行動!プロの転職支援を受けてみよう
ここまで紹介したように、未経験・初心者からフリーランスのWebライターになる方法は様々です。Webist編集部のおすすめは、求人媒体に登録し、転職のプロに相談をすることです。繰り返しにはなりますが、フリーランスは柔軟に働ける反面、生活が不安定になるリスクがつきものです。一度、転職のプロに相談して、自身のタイプ・スキルレベルに合った方法を提案してもらいましょう。