内定後のオファー面談では何をする?労働条件の確認は慎重に進めよう。

オファー面談とは

オファー面談とは?
流れやポイントを事前に理解しておこう


オファー面談とは、内定者に向けて労働条件を最終的に確認するために設けられる面談のことを指しています。

以前は「内定者面談」「入社意志確認」など、企業によって呼び方が異なっていましたが、現在ではオファー面談という呼称が定着しています。

なかにはオファー面談が必要ないケースもありますが、備えておくに越したことはありません。具体的な流れや内容について確認しておきましょう!

オファー面談のフロー

1.労働条件通知書の受け取り

オファー面談は労働条件通知書の内容を確認しながら進行していきます。労働条件通知書は内定後に現住所に送付されるか、オファー面談の際に直接渡されるかの2つのケースがあるので、送付された場合は持参するようにしましょう。

2.労働条件に問題なければ入社承諾書に署名

労働条件通知書の内容に問題がなければ、オファー面談後に入社承諾書に署名を行い、指定された期日までに送付しましょう。入社承諾書を送付することで内定承諾となり、入社に向けた手続きが進行されます。

3.入社に備えましょう

内定承諾後は入社日を待つだけ。事前に入社準備を整えて当日に臨みましょう。

オファー面談は選考フローではない

オファー面談を選考過程と勘違いしている人がいますが、オファー面談は内定が決まった後に行われる面談のことで、選考フローではないので安心してください。

労働条件を伝える場であるため、面接と比べて和やかな雰囲気で行われることがほとんど。過度な緊張や不安を感じる必要はありません。

オファー面談の目的は、入社する上で不明点や疑問点を解消しておくということです。気になった点があれば躊躇せずにオファー面談の場で聞いておくようにしましょう。

「内定取り消し」から自分の身を守ろう

内定通知を受け取り、労働条件通知書が送付されたことで、企業の内定者として法的に認められたことの証明になります。企業が内定を取り消して良いのは、内定者側に虚偽の申告があったなど、重大な事由があるケースだけ。

重大な事由がなく企業側が内定を取り消した場合は、企業側は損害賠償などの社会的責任を負うことになります。自分を守るためにも覚えておきましょう。

オファー面談のフロー

労働条件通知書の内容・条件を把握して、面談に臨もう


労働条件通知書は、労働に関する条件が記載されている書類ですので、その内容や条件をよく把握しておくことが大切です。自分が納得できる労働条件でなければ、話し合いも必要になります。

また、オファー面談を行うかどうかは、企業の采配によるもので、法的に義務づけられたものではありません。そのため、内定者がオファー面談を断ることも可能です。ただ、労働条件について気になることを確認するためにも、オファー面談を受けて入社前に気になる点を質問しておくようにしましょう。

労働条件通知書の主な内容

契約期間

労働の契約期間の有無が示される項目です。正社員として雇用される場合は、「期間の定めなし」と記載されているのが一般的。契約社員の場合は「期間の定めあり」とされ、さらに、更新の有無についてや、いつからいつまでが労働期間なのか等の条件面が記載されています。

労働時間に関する事項(始業・終業の時刻など)

始業時間や終業時間、休憩時間が決まっている「固定時間制」のほか、「フレックスタイム制」や「裁量労働制」など、企業や職種、ポジションなどによってさまざまな働き方があります。

どの労働時間制度で働くのかを確認することはもちろん、それぞれの働き方について正しく理解していない場合はしっかりと聞いておきましょう。また、所定時間外労働の有無についても記載があります。「有」となっている場合、どれくらいの所定時間外労働が発生するのかも確認しておきましょう。

休日

どの休日制度を導入しているのか、祝日は休めるのか、年間でどれくらいの休日期間が設けられているのか、などを確認します。

※なお休日制度で「完全週休2日制」と「週休2日制」を混同している人が多いので注意が必要です。「完全週休2日制」は “ 毎週2日間の休みがあることが保証されている ” 休日制度で、「週休2日制」は “ 月に1回以上、2日間休める週がある ” 休日制度です。両者は大きく異なりますので勘違いのないようにしましょう。

給与

給料の基本となる「基本賃金」は、毎月変動しない最低限保証されている給与額で、「基本給」+「職務給」や「一律手当」などで構成されています。年俸制/月給/日給/時給などの給与形態を確認だけでなく、「基本給」などの金額も確認するようにしましょう。

労働条件通知書の内容はしっかり確認すべし!

オファー面談で確認しておきたい内容


オファー面談では、労働条件の確認や交渉を行う場です。遠慮せず、疑問に思ったことや確かめておきたいことはしっかり質問しておきましょう。以下、最低限確認しておいた方が良い点についてご紹介します。

入社日

入社日については、しっかり確認しておきましょう。いつから出社なのか、オファー面談の時点で確認を取っておくと安心です。

入社後の仕事内容

労働条件通知書だけでは判断できない事項や、入社後の仕事内容などについて確認しておくのも、オファー面談では大切です。どのような仕事かについてはもちろんのこと、どのような立場で仕事を行うのかということも今後のキャリアアップに必要な情報になります。

年収

年収については具体的な金額を質問することをおすすめします。企業が、あなたの価値をどれくらいと見定めているのかも、提示される年収から読み取ることができます。

オファー面談で確認しておきたい内容

オファー面談は労働条件をより良い内容に変えるチャンス


オファー面談を行っている時点で、企業は「あなたを雇用したい」という意思を持っています。つまりオファー面談は、労働条件に不利なものがあれば、交渉次第でより良い労働条件に変えられる可能性があるチャンスでもあるのです。自分が求めている労働条件に少しでも近づけるよう、積極的に話を進めていきましょう。

また、オファー面談において「他に内定を受けている企業はありますか?」と質問される場合もあるでしょう。オファー面談は交渉の場でもあるので、他にも内定企業や応募中の企業がある場合は隠す必要はありません。あなたの価値が他社にも認められていることを示しましょう。

最終回答は後日返事を行うことが大切


内定、そしてオファー面談まで進んだ嬉しさで、すぐに最終回答をしたくなってしまう人も多いでしょう。しかし、安易に回答してしまい入社後に後悔した、という人も少なくありません。

・求人情報や面接で聞いた内容と労働条件に差異がないか
・労働時間制度や休日制度などで正しく理解できていない内容はないか

…などなど、オファー面談の際にしっかりと確認しておくとともに、一旦持ち帰って落ち着いた状態でも確認作業をする必要があります。

そもそも、最終回答はオファー面談の後日に行うのが通例です。「その場で返事をしなくては!」と焦る必要はありません。自身の今後を左右する重要な局面ですので、慎重に返事をしましょう。

まとめ オファー面談は、交渉の場でもある。納得のいかない労働条件についてはしっかり話そう! あなたは内定済みなので、変な遠慮は必要ナシ! 他社に内定が出ている等も隠さなくて良い その場で回答する必要はなく、後日返事をすればOKです。落ち着いて考えよう!

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