未経験からWebデザイナーとして働きたいと考えている方は、正社員だけではなく、派遣という雇用形態にも注目すべきです。派遣で経験を積んで正社員を目指したほうが、結果的に近道になることがあります。ここでは、未経験でもWebデザイナーの仕事の現状と採用に繋がる3つのポイント、気になる時給相場などをご紹介します。
未経験だけどWebデザイナーとして働きたい方は、派遣社員として働くことをおすすめします。正社員として働きたいと考えている方もいるとは思いますが、未経験からの転職は相当難しいのが現状です。もちろん、派遣のWebデザイナーだとしても、経験者が優遇されるのは当然ですが、正社員と比較すると採用されやすい傾向にあります。まずは派遣のWebデザイナーとして経験を積み、正社員を目指しましょう。
未経験者歓迎の派遣のWebデザイナー求人があったとしても、Webデザイナーとして必要な知識やスキルが全くない方と、ある程度の知識やスキルがある方だったら、もちろん後者の方が採用されやすいことは言うまでもありません。未経験から派遣のWebデザイナーとして採用されるための最低限の準備をしましょう。
Webサイトの制作には欠かせない「HTML」や「CSS」、編集ソフトである「Illustrator」や「Photoshop」の知識・スキルを身につけましょう。スクールや職業訓練校などで学ぶ他、最近ではオンライン学習サービスも充実していますので、上手に活用しましょう。
Webデザイナー関連の記事はもちろん、さまざまなサイトを閲覧することが大切です。最近のトレンドや見やすいサイトの特徴、レイアウトや色使いなどを見て学ぶ習慣を身につけましょう。
基本的なスキルや知識を習得し、サイトを見て、トレンドや見やすいサイトの特徴などを勉強したら、ポートフォリオを作成しましょう。ポートフォリオとは、自分の実績を評価してもらうための作品集です。最終的な制作物だけではなく、企画意図や制作までのプロセスも記載しましょう。ポートフォリオの作成は、Webデザイナーの面接で最重要といっても過言ではありません。そのため、採用に繋がるようにポートフォリオの作成には力を入れましょう。
未経験の派遣Webデザイナーの時給相場は、おおよそ1,400円~1,600円の間です。例えば、時給1,500円で週5日、フルタイムで出勤した場合、月給は1,500円×8時間×20日で240,000円です。これに残業代が加わった場合、月収は30,0000円近くになることもあり、派遣だとしても十分稼げるということがわかるでしょう。しかし正社員を目指している方であれば、目の前の時給だけにとらわれるのではなく、その仕事を通してどのくらい成長できるのか?といった視点で応募する企業を選ぶことが大切です。
未経験からWebデザイナーとして働きたいという方は、今回ご紹介したことを選択肢の1つとしてみてください。派遣のWebデザイナーとして働き、さまざまな知識・スキルを蓄えた後、正社員を目指しても決して遠回りではありません。ただし、派遣先の仕事内容・職場環境によっては成長速度に違いが出てくることがあります。将来設計をきちんと行い、派遣先を選びましょう。