たくさんの情報が詰まったWebページを、見やすく、使いやすく、成果が出るようにデザインするWebデザイナーの仕事は、インターネットの発展とともに増加している仕事です。専門性が高く、未経験で転職をするにはかなり難易度が高いと思われている人も多いのではないでしょうか。しかし、未経験からWebデザイナーへのキャリアチェンジは不可能ではありません。この記事では、未経験からWebデザイナーとして転職を成功させるために一体何が必要なのかをご紹介していきます。ぜひ参考にして、Webデザイナーへの転職を実現させてください。
未経験者がWebデザイナーを目指すには、さまざまなハードルが存在します。多くのことをインプットし、アウトプットできるまでに成長する必要があります。
1.Webデザイナーに必要な能力をまず勉強する
2.勉強したものを使って実践を繰り返し、ポートフォリオを作る
3.デザイン実績を積む
まずWebデザイナーになる前に、デザイン・コーディング・SEO・ツールの使い方などを学ぶ必要があります。方法としてはスクールに通う、ハローワークの職業訓練に通う、本で勉強するなどの方法があります。
独学でさまざまなWebページを見て勉強するのは効率が悪いため、体系立てて学べる方法を選びましょう。スクールの中にはオンラインのものもありますので、通うのが大変という人はぜひオンラインスクールを活用してください。
Webデザインはクライアントの成果に結びつくことが重要です。そのため、アート的な考え方でデザインを学ぶというよりも、商業デザインを学ぶことが必要になってきます。スクールで学べばそのあたりは押さえた上で教えてもらえますが、本で学ぶ場合は『ノンデザイナーズ・デザインブック』や、『なるほどデザイン』といった書籍からどういったことに気をつけるべきかを学んでいきましょう。
デザインとコーディング、ツールの使い方はスクールで勉強できますが、SEOは教えてくれない可能性もあるので、本を読んで勉強しておきましょう。ライタースクールなどに行けば教えてもらえる可能性もありますから、SEOを学ぶために参加してみるのもおすすめです。
勉強したものを使って、まずは架空のお店や企業のデザインを行ってみましょう。Webデザイナーなどのクリエイター職種は、ポートフォリオがなければスキルを判断する方法がありません。
いわばポートフォリオが履歴書や職務経歴書の代わりです。ただ完成したデザインをポートフォリオに並べるだけではなく、どんなターゲットに向けて何を訴えかけるページにしているのか、そのためにどんなデザインの工夫をしたのかというポイントをまとめておくようにしましょう。
最近では非常にたくさんのWebページが存在しています。その中から「使いやすい・見やすい」という評価を得ることができなければ、次からユーザーに見てもらうことができません。SEOやシステムの問題なども関係しますが、Webデザインがよければ再訪につながる可能性は高くなります。
架空のページのデザインを行う際は、ただ手を動かすのではなく、学んだ方法論を入れつつ、ユーザーにとっての使い勝手の良し悪しを考えながら作り込みましょう。最初は時間がかかってしまいますが、徐々に速度が上がっていくようになります。
ユーザーを意識できるWebデザイナーが求められていることを念頭に置いて、しっかりと自己PRできるようなポートフォリオの制作に励んでみてください。
納得できるものを5種類くらい作ったら、次のステップに進みましょう。
次はデザインの実績を積む段階です。クラウドソーシングサイトの案件に応募していき、クライアントワークを体験してみましょう。ポートフォリオに似た案件に応募すると当選しやすいはずです。
いくらポートフォリオを作ったとしても、実際にクライアントに納品したという実績には敵いません。「人気のWeb制作会社に入社したい」「絶対に入りたい会社が決まっている」という場合は、このステップを踏んでからの方が確実に合格に近づくことができるため、ぜひ実践してみてください。
架空のページよりも、実際のクライアントワークをしたという実績があれば、未経験よりも一歩進んだ状態で仕事をすることができます。
いくつか仕事をしただけでも、「クライアントとの折衝方法ではこういったコミュニケーションが大切なんだな」というように、ポイントを学ぶことが可能です。面接でも自分がこれからどういったWebデザイナーになりたいかを、よりリアルに話すことができるはずです。
未経験でも、Webデザイナーへの転職を成功させる方法をご紹介しました。未経験からの転職難易度が高い職種であっても、突破できる方法を真似して実践していけば、転職活動をよい方向に導けるはずです。未経験からでもWebデザイナーになりたいなら、ぜひ参考にして実践してみてください。