Webデザイナーの転職を成功させるには、「目的を明確にする」「転職に有利な資格を把握する」「自分の実績をアピールする」という3つのポイントを押さえることが必要です。それぞれのポイントを確認し、Webデザイナーの転職を有利に進めましょう。
Webデザイナーの仕事は、転職先によって違いがあり、「自分のやりたい仕事内容は何なのか」「転職希望先の仕事内容はどういうものか」といったことを確認しなければなりません。まずは、自分がどんなデザインをして、どのようなサイトを作成したいかということから考えてみましょう。
また、「ずっとWebデザイナーとして働きたいのか」「Webディレクターやプロデューサーになりたいのか」といった、将来の姿を考える必要があります。転職目的を明確にすることは、面接でも役立ちます。転職目的(志望動機)が明確であると、面接官は入社への意欲を感じることから、採用に繋がりやすくなります。
Webデザイナー関連の資格がある場合は、それを活かせる転職先を探しましょう。何も資格がない場合は、資格取得のために勉強してみてはいかがでしょうか。資格を保持すると、自分のスキルを可視化できます。また、資格取得のために勉強で得た知識を実務で活用することもできます。そのため、資格取得は転職のためだけでなく、今後のスキルアップにも役立ちます。それでは、Webデザイナーの転職で持っていたら有利といわれる資格を確認しましょう。
「ウェブデザイン技能検定」は、Webデザイン業界で唯一の国家資格です。「ウェブデザイン技能検定」の資格を持っていると、Webデザインに関する知識や技能、実務能力を証明することができます。レベルとしては1級から3級に分けられており、合格率は年度や開催回により変動がありますが、3級が60~70%、2級が30~40%、1級が10~20%と言われています。狭き門をクリアした1級保持者であれば、採用担当者から大きく評価されるポイントとなることでしょう。
「HTML5プロフェッショナル認定資格」は、特定非営利活動法人のエルピーアイジャパンが、公平かつ厳正に、中立的な立場で認定する資格です。「HTML5プロフェッショナル認定資格」を持っていると、HTML5、CSS3、JavaScriptといった最新のマークアップに関する技術力と知識を証明することができます。
これまで、Webデザイナーの転職を成功させるポイントを2つご紹介しましたが、最も大切なのは実績をアピールすることです。
「これまでどのようなサイトを作成してきたのか」「何を成し遂げてきたのか」といったことを面接官は重視します。そこで、まずは過去に作成したものをまとめて、「何を意識して作成したのか」「自分の強みは何なのか」という点を確認しましょう。
次に、Webデザイナーの転職で欠かせないポートフォリオの作成に力を入れましょう。ポートフォリオを作成する上で、注意すべきことが2つあります。
ポートフォリオをWebサイト上でしか用意していないと、回線や機器のトラブルがあった場合、見せることができなくなってしまいます。そのため、紙媒体のポートフォリオも用意しておきましょう。
ポートフォリオで、作業結果だけを見せたとしても面接官にアピールすることができません。なぜなら、判断材料が少ないからです。「何を目的に作成したのか」「どんなスキルを駆使したのか」「どのくらいの期間をかけたのか」などの情報をポートフォリオに記載しましょう。
Webデザイナーの求人には、それぞれ必須スキルや優遇スキル、仕事内容といったさまざまな情報が記載されています。しっかりと求人情報を確認して、自分にあった転職先を見つけましょう。また、これまでご紹介した、Webデザイナーの転職を成功させるための3つのポイントをおさえて、転職を有利に進めましょう。