WebデザイナーからWebディレクターへの転職!その前に確認しておきたいポイントとは?

WebデザイナーからWebディレクターへの転職では、その業務内容は制作から管理へと大きく代わります。今回は、Webディレクターに向いているのはどのような人か、WebデザイナーからWebディレクターへ転職するときに有利な点や、転職する前にやっておきたい準備など、Webディレクターに転職する前に確認しておきたいポイントについてご紹介します。

Webディレクターに向いている人とは?

まずは自身がWebディレクターに向いているかを再確認しましょう。

Webディレクターは企画の立ち上げ、実制作、完成後のサイト運用まで、プロジェクト全体の業務に携わることができます。また、現場によっては予算管理まで行う場合もあるでしょう。業務領域が広いWebディレクターはスペシャリストではなくゼネラリスト。全体を俯瞰して管理する、マルチタスクをこなす「視野の広さ」が求められます。

また、社外ではクライアントとの調整や交渉、提案なども行ない、社内では業務の調整や上司へのプレゼンなども行ない、さまざまな場面でコミュニケーション能力発揮しなければならないWebディレクターのポジション。「コミュニケーション能力に自信がある人」や、「コミュニケーション能力を磨きたい人」は適正があると言えるでしょう。

一方で制作業務などの一つの業務に集中したい人は、Webディレクターを目指すよりも、Webデザイナーを極めるほうが向いています。Webディレクターへ転職するか、Webデザイナーのままでキャリアアップを目指すのか、自身が思い描くキャリアイメージにあわせて判断することが大切です。

Webデザイナー経験者のWebディレクター転職は有利?

Webデザイナー出身のWebディレクターは多くいます。ここでは、Webデザイナー経験がある場合に有利になる点と、注意が必要な点を確認していきましょう。

Webデザイナー経験者が有利な点

1.求人数が多い

年々、Webディレクターを募集する求人は増加傾向にありますが、経験者募集が多いのが現状です。未経験求人の場合、何らかの制作現場経験を求められることが多いのですが、その経験として圧倒的に多いのがWebデザイナー経験です。求人数が多い、シンプルですが有利な点の一つと言えるでしょう。

2.具体的な落とし込みができる

Webデザインに関する専門的な知識があるため、クライアントに対しデザインの観点に基づいた提案を行うことができます。クライアントが求める抽象的なイメージをヒアリングし、その要望を正確に制作現場に共有できるため、結果、クライアントが望むクオリティの高いデザインに仕上げることができます。

3.万が一の時に自分が動ける

クライアントが求めるイメージを正確に言語化し、制作現場へ適切な言葉で伝えたとしても、制作メンバーが体調を崩してしまうこともあるでしょう。万が一の場合に自分でデザインできない場合、上記のようなリスクを踏まえた上で、スケジュール作成・メンバー構成を行う必要があります。自分でデザインできるということは「デザインクオリティ」だけではなく、「納品スピード」というサービスクオリティに寄与する大きな武器になります。

Webデザイナー経験者に注意が必要な点

Webデザイナー経験者に注意が必要な点は、デザインに固執してしまう傾向にあることです。Webディレクターは、プロジェクトのまとめ役として業務を進めなければいけません。そのため、Webデザイナーとして培ったデザインに対するこだわりよりも、スケジュールや予算を優先しなければならない場合もあります。また、同様の理由から、デザインチームへの要求が高くなってしまい、コミュニケーションに問題が生じてしまうこともあります。Webディレクターを目指す場合は、プロジェクト全体を統括する立場であることを強く意識し、業務を円滑に行うことに務めましょう。

Webディレクター転職に向けた準備

Webディレクターへ転職する前にやっておきたい準備を3つご紹介します。

1.専門用語を覚える

Webディレクターは、他チームとの連携やクライアントとの打ち合わせなどで幅広い人と関わります。そのためサイトデザインやディレクションの知識だけではなく、広範な知識が必要です。特に企業によってはクライアントとの交渉などで、SEOやマーケティング、アクセス解析などの専門的な用語が必要になることもあります。
それに備えて、業界で使われている専門用語を積極的に学びましょう。今の職場のWebディレクターとコミュニケーションを取って、気をつけている点や耳慣れない専門用語について質問するのが有効です。自宅でも本を読むことやインターネットで情報を収集するなどして知識を深め、用語の正しい意味や使い方を覚えましょう。

2.デザインチーム以外とのコミュニケーションを取る

Webデザイナー出身の場合、デザイン業務について詳しくても、プログラミングやWeb解析など他のチームの業務に精通していないこともあるでしょう。しかし、Webディレクターはデザインだけではなく、プログラマーへの指示出しや、営業・コンサルタント担当など、制作以外との折衝を任されることもあります。
的確な指示出しのためにデザインチーム以外とも積極的にコミュニケーションを取りましょう。情報を交換しながら、自分が指示出しをするならどうするか、自分が折衝に当たるならどうするかなどをシミュレーションすることで、Webディレクターに転職する前に管理側としての視点に立つ練習ができます。

3.プレゼンテーションの場に参加する

Webディレクターの業務は、Webデザイナー以上にプレゼン力が重視されます。クライアントや社内の上役に対して、プロジェクトの企画立案や成果報告などのプレゼンテーションの機会が増えるためです。
魅力的な提案や報告を行うためには、案件への理解だけではなく、現在の市場やクライアントのニーズを理解する分析力も重要になります。
プレゼンテーション力や分析力を磨くのに効果的な方法は、積極的にプレゼンテーションの場に参加することです。自社内外のセミナーや勉強会などを通じて、プレゼンテーションが上手な人の手法を参考にできる他、市場やクライアントのニーズなどの有益な情報も知ることができます。

Webディレクターに転職する前に最終確認しよう

Webディレクターは、デザインに関する知識だけではなく、マーケティングやWeb解析、プログラミングなど幅広い知識を持って、クライアントや各制作チーム間とコミュニケーションを取り、プロジェクト全体を統括するのが役割です。

業界の知識を深めて専門用語を学ぶことや、他チームとのコミュニケーションを通じて折衝に必要な情報を学ぶこと、プレゼンテーションの場に参加してプレゼンテーション力を磨くことなど、転職前にしておきたいことは多くあります。それぞれ自分に必要なスキルを改めて確認し学ぶことで、WebデザイナーからWebディレクターへの転職を成功させましょう。

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