Web業界の大手企業とベンチャー企業の転職時に気を付けるポイントとは!?

“企業”を軸に転職先を選ぶ時、考え方の一つとして「大手企業とベンチャー企業のどちらの働き方が自分には合っているのだろうか?」といった疑問があると思います。大手企業とベンチャー企業のそれぞれのイメージがあると思いますが、具体的に何が違うのでしょうか?その違いが分かっていないと、転職時の面接で自己PRや志望動機を伝える際、印象の良くない回答・的の外れた回答をしてしまうかもしれません。そこで今回は、大手企業とベンチャー企業の違いや、自己PR・志望動機を伝える時のポイントなどについてご紹介します。

大手企業、ベンチャー企業とは

大手企業には資本金や従業員数などの明確な定義はありません。決められているのは中小企業で、中小企業は資本金や出資の総額が3億円以下もしくは従業員数が300名以下の企業のことを指します。つまり、これ以上の資本金や従業員数であれば大手企業と言えます。

ベンチャー企業も明確な定義はされていませんが、中小企業に属します。一般的には新しい技術や専門的な分野で活躍する企業のことをベンチャー企業と指すケースが多いようです。最近では、資本金3億円以上または従業員300名以上のベンチャー企業も増えており、そういった企業は「メガベンチャー企業」とも呼ばれています。Web業界では特にベンチャー企業の数が増えています。

大手企業とベンチャー企業の違い

大手企業の特徴

大手企業では部門が細かく分かれていることが多く、専門分野をより深く追求できる環境が整っています。Web業界は特にその傾向が強く、たとえばWebデザイナーの場合、Webデザインとコーディングの担当者が分かれているなど、それぞれの仕事に注力することができます。ただし、大手企業によっては専門分野の業務を外部発注しているケースもあります。転職時には、自身が希望する業務を自社内で行っているか、を確認しましょう。その他の特徴としては、大規模プロジェクトに携われる可能性は、大手企業の方が高いと言えます。大きな仕事をしたい人や、自分の専門分野の仕事を突き詰めていきたい方は、大手企業が向いているでしょう。

ベンチャー企業の特徴

ベンチャー企業の特徴としては、幅広い仕事に携われる点・裁量権を持って働ける点が挙げられます。大手企業よりも人手が足りていないことが多いベンチャー企業。たとえばWebデザイナーが本業の場合でもコーディングはもちろん、紙媒体のグラフィックデザインや動画制作まで任せられるケースもあります。各領域の専門担当がいない場合、仕事のやり方・フローについても自身で考える必要があり、結果として個人の裁量は広くなります。

また、昇進スピードも基本的にはベンチャー企業の方が早いと言われています。入社2~3年程度でWebデザイナーからWebディレクターとなり、クリエイティブ部門のトップになった例もベンチャー企業ではめずらしくありません。そのため、色々な仕事を意欲的にやってみたい人や、上流の仕事に早くチャレンジしてみたい人は、ベンチャー企業がおすすめと言えるでしょう。

規模別、PRすべきポイント

大手企業の場合

Webデザイナーはデザイン制作のみ、Webディレクターはディレクションのみ、といったように、ある程度の業務領域が決まっている大手企業では「専門分野の強み・実績」を具体的にPRしましょう。新卒・第二新卒の場合は、やる気があることをアピールするのも一つの手段ですが、専門性の高いWeb業界の転職の場合、それだけでは厳しいかもしれません。

ベンチャー企業の場合

ベンチャー企業は、大手企業よりも業務区分がはっきりと分かれていないことが多いため、「Webデザインだけがやりたい」、「プログラミングだけがしたい」といった自己PRは言わない方が良いでしょう。「多彩なスキルを持っている」、「スピード感を持って仕事ができる」という人材を求めている傾向が強いので、それらをPRできるエピソードを用意しておくことをおすすめします。

規模別、PRすべき志望動機とは

大手企業の場合

大手企業の場合、たとえばWebプロデューサーであれば「以前、御社が手掛けた某映画のWebプロモーションのような大規模で高いクオリティが求められる事業に携わりたい」といったように、前述した大手企業のプロジェクト特性に合わせて志望動機を話すと良いでしょう。企業の実績はホームページに掲載されていることが多いので、企業研究の際には必ずチェックすることをおすすめします。逆に「大手だから」、「安定しているから」などの志望動機は避けましょう。「大手ならどこでも良い」と感じ取られてしまいます。

ベンチャー企業の場合

ベンチャー企業は、特に「幅広い業務への向上心」を求められます。たとえば「Webデザインだけではなくディレクション業務にもチャレンジしたいから」や「Web媒体だけではなく紙媒体の制作もしたいから」といった志望動機は、採用担当者に良い印象を与えることができるでしょう。「将来的には経営者になりたい」など上昇志向を示すこともおすすめです。

まとめ

大手企業とベンチャー企業の違いや、自己PR・志望動機を伝える時のポイントなどについてご紹介しました。それぞれの企業は一長一短であり、一概にどちらが良いと決められるものではありません。もう一度、自分がやりたいと思っている仕事について整理して、自分らしく働けるのはどういった環境か?どこでなら培った技術を活かせそうか?を考えながら慎重に転職先を見つけましょう。

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