Webデザイナーとして働いている人の中にも、「いつかフリーランスとして働いていきたいと考えている」という人は多いのではないでしょうか。パソコンさえあればどこでも働けるといった意味ではWebデザイナーはフリーランスに適した職種です。そこで、Webデザイナーが独立する前に知っておきたいフリーランスになるための3つのポイントをご紹介していきます。
Webデザイナーとして働くようになって仕事に慣れては来たけれど、「フリーランスとして独立したとき、本当に生き残っていけるのか」と不安を感じて独立に踏み切れていない人は多いでしょう。
「営業はどうしたらいいのか」、「今のスキルだけでやっていけるのか」、「1人でやる場合、情報のキャッチアップや、組む人をどう探せばいいのか」など、悩んでしまいがちなことはたくさん挙げられます。
そんな悩みを解決できるポイントは下記の3つです。
1.フリーランスのWebデザイナーに求められるスキル
2.Webデザイナーでニーズの多い案件とは?
3.クライアントから期待される動き方
1つずつ詳しくご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
フリーランスのWebデザイナーに求められるスキルとしては、下記のようなものがあります。
・UI/UXデザインの知識
・SEOの知識
・紙媒体、スマートフォンアプリ、イラスト、キャラクター等のWebデザイン以外のデザインスキル
基本的にフリーランスとして働く場合、1人で仕事を終えられる状態にしておいた方がクライアントにとって楽と感じてもらえるはずです。特に最近UI/UXデザインを意識して作るサイトも多いので、学んでおいた方がよいでしょう。
また、キレイで見やすく導線も考えられたWebページを作っても、見てもらえなければ意味がありません。成果を出すためにも、SEO(検索エンジン最適化)の知識は欠かせなくなっており、案件の必須要件とされていることも珍しくありません。少なくとも、SEOの基本的な知識は備えた状態で独立するようにしましょう。
Webデザインだけでなく、紙媒体やアプリのデザインまで一気通貫で制作を求められることもありますので、これらのスキルがあるとより一層受注を得やすくなり、単価もアップできます。
最近では、下記のようなフリーランスのWebデザイナー案件が多くなっています。
・UI/UXデザインが可能
・プロトタイプツール、Flash、Unity(ゲームエンジン)が使える
・フライヤーなどの紙媒体も制作可能
・キャラクターデザインが可能
先ほど申し上げた通り、Webデザイナーの範囲の仕事であればUI/UXデザインができる人は特に重宝されます。他には最近ゲーム系の案件も多いため、ゲームエンジンを使ったことがある、あるいはキャラクターデザインができる、紙媒体にも対応可能など、Web以外のデザインができる人材も引き合いが強い傾向にあります。
Webしかできないとホームページ制作を行うとき以外に発注の機会がないですが、ロゴや紙媒体、イラストなどもできれば、かなり仕事の幅が広がっていくでしょう。デザインに満足してもらえれば口コミでも広がっていきますし、クライアントの方から声がかかってくることも考えられます。
対応できる範囲を広げておくことで幅広い発注を獲得でき、同時に自分のデザインスキルを磨くこともできます。フリーランスになる前に、受けられる仕事の範囲を広げておくようにしましょう。
フリーランスのWebデザイナーとしてクライアントから期待される働き方としては、「成果を上げるWebページはどうすればできるのか」を理解して仕事をすることです。クライアントがWebページを作る目的は「購買が増えること」や「認知が上がること」ですから、それを実現してくれるかどうかが仕事をする上で大切になってきます。
・ヒアリング時に自社の強みを引き出すコミュニケーション能力
・デザイン、UI/UXデザインもすべて把握している技術力
・SEOなども駆使してしっかり成果を出す力
上記の力を持って働くことができれば、営業をすることなく仕事が舞い込んでくるフリーランスのWebデザイナーになれるはずです。そのためにはSEOやUI/UXデザインなど、クライアントが期待する成果を上げられる情報をすべて持っていることが重要なのです。
「クライアントの本当の要望はページを作ることではなく、成果を上げること」という言葉を頭に置いて仕事できるかどうかで、あなたのフリーランス人生は大きく変わってくるでしょう。
フリーランスのWebデザイナーとして働く前に知っておきたいポイントを3つにまとめてご紹介しました。「自分がクライアントだったら、どんなWebデザイナーに仕事を依頼したいか?」ということを考えてみるとよいでしょう。
不足している能力を身につけていけば、いつでもどこでも仕事が途切れないフリーランスのWebデザイナーになれるはずです。ぜひ参考にして、快適なフリーランス生活を送ってみてください。