あなたは、転職した先にどんな未来を描いていますか?
「今より好条件でやりたいことをしたい!」
「自分の理想に近づきたい!
「キャリアアップしたい!」
うんうん、わかります。でも、自分が納得できる転職をするために、具体的に必要なことは何なのか、よくわからない方も多いのでは? そんなときは専門家を頼るのも一つの方法です。
「まず、何から始めれば良いの?」「キャリアアップする転職で求められることは?」といった疑問を、転職支援のエキスパートである転職エージェントに直撃してみました!
求職者の仕事探しでの悩みや不安をヒアリングし、納得していただけるご就業ができるようサポートしています。企業と求職者の間に架け橋をつくるというイメージですね。
入社当初はゲーム業界を担当していましたが、現在はWeb・紙・広告業界のエージェントとして、毎年100名以上のクリエイターの転職活動を支援しています。
メリットはたくさんありますよ!たとえばこんな感じです。
・相談相手ができる
・職探しを任せられる
・情報が得やすくなる
・個人では気づかなかった良い点や改善点が分かる
「相談相手ができるくらいで何が変わるんだ?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、悩みを自己完結してしまうと、人生の重要なキャリアチェンジについて大きく判断を誤る危険性もあります。それを防ぐのもエージェントの役割。求職者の方の視野を広げることで、より良い転職活動を実現します。
また、エージェントは求職者の人柄やポテンシャルなど、書類だけでは伝えきれない強みを企業へ直接アピールすることができます。第三者から伝えることでさらに説得力が増しますし、これまでに諦めていた求人にチャレンジできる場合もあるんです。一人で悩みながら活動するよりも、かなり楽になると思いますよ。
私たちは、企業担当者と密にコミュニケーションを取りつつ、良い関係を築いているので、各企業が実際どんな人物を求めているかを知っています。
そのため、通過しやすい職務経歴書やポートフォリオの見せ方についてのアドバイスが可能ですし、残念ながら通過しなかった場合にも「何が良くなかったのか」を具体的にみなさまにフィードバックすることができます。
原因を改善するためのアドバイスから、転職にかけられる時間を考慮しつつスケジューリングをお手伝いするなど、各クリエイターの方にとって最良な転職活動ができるよう、さまざまなサポート体制を整えています。
転職を考えるうえで、まず大切なキーワードは、「自己理解」と「仕事理解」。この作業が足りていないと、適切な判断ができずに自分の意図しない結果になってしまう可能性があります。
キャリアアップを目指す転職の背景には、現状のキャリアに対する迷いや悩みがあるはず。その迷いときちんと向き合うことが、最初にすべきことです。具体的にはこんな感じです。
コツは、単純に感情を書き出すのではなく、その感情はどのようにして出てきたのかなど、二歩三歩と踏み込んだ自分の内面を書き出すように意識することです。
現在の職場で事実として起きていることや起きたこと、それに対して自分は今どういう感情を抱いているのか、を順番に書き出してみると自己理解が深まります。
仕事まわりの「事実」を書き出すことで、目標を達成するためは何が足りないのか、不足要素を補うまでどのくらい時間が残っているのか、今やるべきことは何なのかが客観的に、具体性をもって判断できるようになります。
こうして「自己理解」と「仕事理解」を深めることで、自分自身の考えも整理され、今まで見えていなかったものにも気づくことができます。
一般的には期の変わり目が良いといわれています。この時期は人の入れ替わりがあるので、求人数が増えるからです。けれど、思い立ったときがその方にとってのベストタイミングだとも個人的には思います。
ご自身で判断がつかないときは周りの人に相談してみてください。特に、いろいろな知見を蓄積している業界専門のエージェントに相談して、タイミングを見極めるのもひとつの手だと思います。
コミュニケーション能力だと思います。
アートであれば、独りで完結させることも可能です。しかし、クリエイティブ業界のビジネスにはクライアントが存在し、複数人が集まってひとつのものを作り上げる必要があります。
プロジェクトを進める過程で、メンバー同士の意思疎通がスムーズに出来ていないと、クライアントと握った条件をクリアすることができません。そうなったら、もう業務として破綻してしまいますよね。
極論、ご本人にクリエイティブの実力がなかったとしても、得意な人を巻き込む能力があれば仕事は成立させることができます。クリエイターだから話すのが苦手でも許されるということは決してなく、むしろコミュニケーション能力を求められるというケースが多いです。
そんなことはありませんよ。実は、私もコミュニケーションが不得意で、学生の頃からコンプレックスを抱いていました。でも逃げていては何も始まらないと思ったので、あえて人との関わりが重要になるエージェントという仕事を目指したんです。
人と円滑に話せている、人の話を聞くことができているという実感を持つまでには相当の時間がかかったんですが、会話が苦手という方の気持ちは人よりも理解できる自信があります。
自分の伝えたいことを相手に伝えるコツなどをアドバイスできますし、講習会などのご紹介もできるので、少しでも不安なことは遠慮せずに相談してもらえると嬉しいです。
「エンプロイアビリティ(employability)」という考え方を持つことが大事だと思います。簡単に言うと、雇用され続ける能力です。
これは、単純に「○年働いた」「○○で働いた」といった評価のことではありません。
社会から求められる人材で居続けるために、自分はどんな知識を蓄えてどんな成果を上げてきたのかという、転職をしたとしても揺らぐことのないスキルは何なのかということです。
もちろん、今の会社のために一生懸命働くことは、決して悪いことではありません。ただ、今の会社だけを中心に考えて従順に仕事をしているだけでは、思考の柔軟性に欠け、気が付いたときにはキャリアの可能性が狭まってしまいます。
社会の流れを把握して、何が必要なのかを自分で考えて、そのために自分は仕事を通じて何をするのか……そのような広い世界から課題を見つけていくという考え方をしていくことで、働き方が変わり、企業が欲しがる「エンプロイアビリティ」が身につくのではないかと思います。
今回のインタビューで最も印象に残ったのは、視野を広げる作業の大切さです。自分の可能性やキャリアプランを広げることで、悔いのない転職を実現させられるのだと知りました。
自分ひとりでは難しいときには、エージェントの力を借りれば良いのだということも学びでした。迷ったときには、プロフェッショナルであるエージェントに相談すれば、思いもよらなかった道が見えてくるのかもしれません。